かけ算・九九のポイント

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こんにちは、みころるの二橋です。
今日は、小学校算数で特に大切な計算となる「かけ算」・「九九」についてのお話です。

小学校2年生の子ども達は、これから始まるかけ算の学習にドキドキしている頃かと思います。
また、かけ算の学習は終わっているけど九九が覚えきれていない、定着が難しい、という子にも、かけ算と九九のポイントをお伝えできたらと思います!

「かけ算」とは、たし算・ひき算・わり算に並ぶ四則計算の中のひとつの計算方法です。
また「九九」とは、そのかけ算をスムーズに行うため、語呂合わせを使った覚え方のことです。


1.かけ算のしくみを知ろう

はじめに、九九とは切り離して、かけ算のしくみを知りましょう。

かけ算は同じ数の“かたまり”がいくつあるかという計算です。
例えば、

3×2 

➡3こずつのかたまりが、2こ

➡ ●●●  ●●●


ということになるので、“かたまり”に注目してもらうとわかりやすいです。
具体物を使うと楽しいですね。
教室でも、子どもの好きなものを取り上げ、楽しく取り組んでいます。

「九九」は先ほどお話したように「語呂合わせを使ったかけ算の覚え方」なので、それだけ覚えても、どんな場面で使うのかがわからなければ、“使い方がわからない道具”になってしまいます。

かけ算のしくみを知り、実際に生活の中で使えると、「これ、できるよ!」とうれしくなりますよね。実生活の例も学習の中に取り入れ、「生きた学習」だということが伝わるといいでしょう。


2.九九は「視覚」と「聴覚」!

では九九の暗唱でのポイントです。
それは「視覚」と「聴覚」、目と耳を使って練習することです。

多くの子どもたちが「ごいちがご」「ごにじゅう」のように、口頭で何度も暗唱していくと思います。

暗唱することで、歌のように語呂合わせが耳に残り覚えていけますね。
これは「聴覚」を使った覚え方。
ただ、「歌」のようなものなので、実際の数字とつながっていないことがあります。つまり「ごいちがご」と言っているけど「5×1=5」という式がイメージできていないということです。

暗唱はスムーズなのに、計算が・・・5×1から5×9まで通して言うと言えるけど、バラバラになると九九が思い出せない・・・という場合はその可能性があります。

ですので、九九の暗唱をする時には、必ず始めに「5×1=5」「5×2=2」という式を見ながら、「ごいちがご」「ごにじゅう」と言い、言葉(音)と数字を一致させていきましょう。

式を見ることで数字が「視覚的イメージ」として頭に残り、それが九九の「ごいちがご」という「聴覚情報」と一致すると、「5×1」という式を見たときに「ごいちが」という九九を思い出すことに繋がります。

そうすることで、九九がただの「歌」としてではなく、かけ算をするためのツールとして生かされてきます。


3.サポート側の柔軟な視点

最後に、中には特性として「どうしても覚えられない」という子どももいます。見極めは難しいところですが・・・。

その場合、「覚えること」を無理強いしてしまうと「みんなと同じにできない」と自己肯定感が大きく下がってしまい、それ以後の学習や新しいことへのチャレンジへの意欲が下がってしまうことがあります。

「もし難しいのであれば、九九表や計算機などのツールを使えばよい」「大事なのは、自分なりに工夫できること」のような視点をサポートする側が持ち、柔軟に温かく構えていることが大切です。

覚えることができず、一番悔しく、悲しいのは子ども自身です。
その心を「大丈夫、一緒に工夫していきましょう。」と包んであげられるサポートをしていきたいと思っています。