「な~んだ!かけ算ってこういうことだったの?意外と単純じゃん!」
これは11歳Aさんの言葉・・・。
Aさんは、学校に行かないことを選び、みころるの教室で一緒に『まなび直し』をしています。
『まなび直し』は、主に算数が中心で、Aさんの基礎学習の理解度や特性、本人の希望と合わせて小1から小6までの単元の中から、「今これ!」というものをピックアップして取り組んでいます。
Aさんは、『まなび直し』を続けるうちに、わかることが増え、学習への興味がわいてきたようです。この日は「昔やったかけ算を、もう1回やってみたい。」というリクエストでした。
かけ算の答えが「かける数が1増えると、かけられる数だけ増える」ということを発見し、「あの時、九九の暗唱はなかなか覚えられなかったけど、今かけ算やってみたら、こういうこと?ってわかった!」と嬉しそう。
新しい発見はいつでも興奮するね!
「『まなび直し』をする!」と保護者の方や子ども本人が決めるまでには、たくさんの迷いや葛藤があります。
学齢にとらわれ、「学年の勉強から『遅れてしまう』。」と、なかなか『まなび直し』の一歩を踏み出せない・・・というのが現実です。その一歩を踏み出すには勇気がいりますよね。
ただ、私自信、長年、色々な子ども達とさまざまな形で学んできて気づいたことがあります。
『まなび直し』を始めると、それまでの「困った」「わからない」「できない」という緊張感から解放され、どの子も、学習中ホッと表情が和らぎます。
「このやり方をせねば」「いついつまでに覚えねば」という「○○せねば」からも解放され、自由に、自分のやりやすいやり方で、まなびに向きあうことができます。そして、「わかる」がゆっくりと積み重なることで、「もうちょっとやってみたい」という純粋な意欲やチャレンジの気持ちが湧いてくるように思います。
みころるの『まなび直し』は、学習指導要領に沿ってはいますが、学校の一斉授業のような進度ではありません。子どもの理解度に合わせ、せかされることなく、じっくりと・・・。
興味を持った単元は、学年を横断して知識を繋げ、知りたいことがあれば、ipadで検索し知識を深め、「知識と興味の寄り道」をしながら進んでいきます。
私も『まなび直し』をする子どもの様子から「“まなぶ”って、こういうことなんだよ!」と思うことがたくさんあります。
子どもも大人も、理解の仕方や過程、スピードはそれぞれ・・・。
「まなび」に期限もきまりはありません。
「知りたいな」の「知識と興味の寄り道」をしながら、
「みんなと同じ」や「普通は~」の枠を越えて、「わたしは…」「ぼくは…」の「まなび方」をしてみませんか。


