意欲を保つ学習時間の工夫

こんにちは。みころるの二橋です。
今回は、みころるではどんな風に課題や学習を進めるの?についてです。

みころるの学習時間は60分間。(それとは別に、準備片付け時間と保護者の方とのコメントの時間があります。)
60分間、集中力を保ち続けるのは大人でも大変。ましてや子どもならもっと大変です。
特に、苦手なことに取り組むことも多いため、意欲を保つための工夫が必要です。みころるでは次の3点を心に留めて1回の学習を組んでいます。

①学習項目をほどよい時間で区切る

②見る、聞く、話す、考える、書くをバランスよく入れる

子どもにも選択権を持たせる。


①学習項目をほどよい時間で区切る

人間がしっかりと集中できる時間は、子どもの場合は年齢にもよりますが、15分ほどと言われています。
教室では、その子の特性、性格、興味に合わせて1つの課題を10分~15分に設定しています。
集中しにくいADHD傾向のある子の場合や、苦手なことや難しいと感じる課題に取り組む時は短めに。気持ちが乗って理解が進んだり、意欲が高まっているときは長めに、と様子を見ながら変えていきます。
また、過集中傾向のある子どもにとっては、切り替えを促すよいタイミングにもなります。

そして、1回の学習時間で取り組む課題の数、4こから6こくらいまでの間にしています。
課題の数があまりにも多いと時間の見通しの立てにくい子や、1つの学習量が把握できず「こんなにある。。。」とそれだけで気持ちが後ろ向きになってしまいます。「頑張れるちょうど良い量」に設定することが、集中力と意欲を保てるポイントです。


②見る、聞く、話す、考える、書くをバランスよく

どんな人でも、同じことをずっとしていると、集中力も切れ、飽きてしまいます。子どもであれば尚更です。

そこで、教室では課題や学習ごとに、見る(視覚)、聞く(聴覚)、話す、書く、考えるなど、体の色々な身体感覚をバランスよく使うことで、飽きずに取り組めるようにしています。

例えば、説明をよく聞いたら、要旨を口頭で伝える(話す)。
計算問題に筆記回答したら、算数の単元の学習では、既習の知識を使って新しい解きかたを考える。のように。。。
このように様々な身体感覚を使って何かをまなぶことは、学習を定着させる上でも大切です。


③子どもにも選択権を持たせる

「教室での学習」というと、先生が主導権をにぎり、生徒は受け身で「習う」という関係を考えがちですが、みころるは違います。
先生と生徒は一つのチームなので一緒にその時間を作っていきます

生徒は課題や学習の順番や、ひと息入れるタイミングを自分で選ぶことができます。
必ずその学習時にやっておきたことは、私のほうで「これは、今日は必ずやりたいので最初にやりますね。」などと伝えることもありますし、学習の順番を整えた方が理解しやすい時は「今日の学習はこの順番でやるとわかりやすくなるので、この流れでやりますね。」と決めて行うこともあります。
そのような時も、必ず違う場面で、子ども自身が課題や学習に関わることなどを自分で選択できるような機会を作ります

「自分で選んだ」ということで “選んだもの”に意欲を持ちやすくなりますし、教室での時間が「先生にお任せ」の受け身ではなく、「自分はどうしたいか」「どうしたらやる気になるか」を考える能動的な時間になります。

これは、教室での時間を自分にとって満足できるものにするだけでなく、自分の苦手なものへの向き合い方を考え、調整していくソーシャルスキルトレーニングの一環にもなります。

教室では、自作のサイコロやあみだくじを使って順番を決める子もいます。苦手なことや、やりたくないと思っていたものが、サイコロの目として先に出てしまうこともありますが、「あーもう、しょうがないなぁ。」と気持ちの切り替えを図り、向き合っています。

家庭での学習に、この3つを取り入れていくことは難しいかもしれませんが、①の学習時間を適度に区切ることや、③の子どもが学習の順番などを選ぶことはできそうでしょうか。サイコロやくじ引きで決めるのも、楽しいかもしれません。

楽しいだけではない「課題」や「学習」に、子どもたちが自分なりに納得できる形で向き合えるよう、その機会を作り、教室での時間が充実した満足できるものになっていくとよいなと思っています。