数の概念とは?~就学に向けて~

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こんにちは。
みころるの二橋です。
練馬区の就学時検診も近づき、就学への準備が気になり始める時期ですね。

前回は、就学に向け、多くの方が気になる「読み書き」についてお話しました。今回は、「数の概念」についてお話します。


よく「数の概念がわかるように」ということを聞きますが、「数の概念」って一体なんのことなのでしょう?

「数の概念」としてまず挙げられるのは「順序」「量」です。

「順序」
1・2・3・4・5のように数が並び、続いていて、3の次は4、4の次は5となること。

「量」
3=●●●(具体物が3こ集合している)ということ。

この2つを理解して問題の中で使っていけることが算数の学習の理解に繋がります。


また、私はこの2つ以外に、就学前、就学後など「数」に初めて触れる子どもとの学習で、最初に確認していることがあります。
それは、「数字の名称と形を認識し、一致できているか」です。

「数字の名称と形の一致」とは、「1」を見たときに「いち」と言えるか、反対に「いち」と聞いて「1」を思い起こせるかということです。

1から10まで一人ですらすらと言うことはできるけど、数字を見てもその数が何かを言えない、という子どもが時々います。
それは「1」という数字の形と「いち」という名称が一致していない、覚えていないということがあります。

ですので必ず最初に、1から10までの数唱が「歌」になってしまっていないか、「1・2・3」という形と「名称」がきちんと一致しているか、を確認します。一致していない場合は、数字カードなどを使い、一致していくような課題に取り組んでいきます。


私が数の学習としてまず大事にしているポイントは

①「数字の名称と形の一致」
 ➡ 1を『いち』と認識できる

②「順序」の理解
 ➡ 1→2→3→4→5という数の並び

③「量」の把握
 ➡ 3=●●●

の3つになります。


言葉での説明や、プリントだけではわかりにくいので、数字カード、数字盤、おはじきや算数ブロックのような具体物をつかい、目、耳、指先の触覚など体の色々な感覚を使い「数」の学習を進めます。

「●●●●●」を見て「5こ」と伝えたり、「12□45」隠れている□の数字を当てたり。
“覚える”ためのトレーニングにならないよう、その子の好きなものを取り入れて楽しく・・・。
学び初めの子どもの「おもしろい!」の気持ちをしぼませないよう・・・。

これらの数の始めの学習に慣れてきたら、「量」を使った「多い・少ない」の認識から、「数の大小」へ繋げていったりします。

数の学習を進めるうちに、「量」と「順序」のどちらかの把握が苦手、ということが見えてくることがあります。
その場合、その先、どちらかの性質を使った算数の単元では、難しいと感じることがあるかもしれない、と予想ができます。
そして、いざその単元を学ぶ時、「わからないの?!」と焦らずに「あ~。だからこの単元は難しいんだなぁ。」と子どもの目線に立ってサポートすることができますね。

また、これらの「数の概念」の理解には、生活の中での色々な経験の積み重ねも大切になります。
“覚える”ことを目的にプリントの“トレーニング“だけに頼らず、生活の中にたくさん散りばめられている「数」を子どもと一緒に楽しんでいきたいと思いですね。