「中学校進学」~特性に合わせた進学先選び~

カテゴリー:

2学期が始まり、来年度に向けて進学先選びが本格化してくる時期です。
今日は、中学校進学についてお話しようと思います。

「個別教室 みころる」がある練馬区は、学校選択制度が導入されています。東京都内でも学校選択制度を導入しているところはいくつかありますね。

「選択制」だからこそ、どの学校がよいか迷ってしまう、また、通常級か特別支援学級か特別支援学校かどの場で学ぶのがよいか迷ってしまう、という方にいくつかのポイントをお伝えできたらと思います。


1 通常級か支援級か支援学校か

中学校進学を機に、学びの場を「通常級・特別支援学級・支援学校」の中で、変えられることを検討される方も多いと思います。どのような違いがポイントになるのでしょう。

学習教科の多さ、テスト前の課題の量と進め方がポイントです。

中学校では、学習教科がグッと増えます。また定期考査が年に4-5回行われます。学習量が増えることはもちろんですが、定期考査前には各教科で提出課題が設けられます。教科のワークなど結構な量になりますので、課題を進めるための速さや、計画性も求められます。

読み書きに苦手があり、処理速度に課題のある子の場合は配慮やサポートが必要でしょう。また課題を遂行するための計画性も必要になるため、見通しを立てにくい子の場合も周りのサポートが必要です。

教科によって担当の先生も変わってきますので、一貫した配慮やサポートを受けるには、工夫も必要になりますね。

 特別支援学級

学校により、大人数、少人数色々ですので、子どもの特性によりメリット・デメリットも変わってきます。

大人数の学級は、様々な特性を持った子どもたちが学んでいることが多く、学習については理解度別に行っていたり、友人関係においても、たくさんいる仲間から、気の合う子が見つけやすいことはあります。
一方で聴覚過敏など周りの様子に敏感な子の場合は、騒がしい環境がストレスになりがちなので、落ち着いた環境で学べる場を選べぶとよいですね。

少人数の学級は、一人一人に目が届きやすく、先生や学級の仲間とでじっくりと関係を築けるのはとても良いところです。集団活動が苦手な子は、安心できますね。
一方で、少人数ゆえに「仲間と距離を置く」ことが難しい場合もあり、その時のサポートの仕方を考えておく必要はあります。

また、いずれにせよ中学校以降の「進学先」への進路指導がどのようになっているかを確認しておくのもポイントです。

◆ 特別支援学校

特別支援学校では、さらにきめ細かい、特性に合わせた指導が受けられます。
また、生活面での自立を目標に、社会に出て生活するために必要なことを丁寧に教えてもらえるところは、よいところですね。
区内に学校数が限られますので特色で選ぶことが難しいところはあります。


2 特性に合った「教育活動・特色」か

学校選択性を導入しているところでは、それぞれの学校の特色を紹介する冊子が配布されたり、学校説明会が行われたりしていると思います。そこで、その子の特性にあった「教育活動・特色」が挙げられているかを確認するのが大切です。

例えば、読み書きが苦手な子の場合、タブレットなどのICT機器の活用が必要になってくると思いますが、ICT機器の活用に前向きな学校なのか、特性への配慮として取り入れられた例があるのか。
また集団授業での学習に苦手さがある子の場合、習熟度別の指導や補習などがどのように行われているのかを確認しておくとよいと思います。


3 伸ばしたい力はなに?

そして大事なのは、中学校生活で子どもの「どんな力を伸ばしてほしいか」をポイントに進学先を決めることです。
もちろん、「学習」は気になるとところではありますがそれ以外でも、「友達との関係」「部活動を通して好きなことを頑張る力」「コミュニケーション力」「生活力の向上」など、、、。
どのような学びの場、学校を選んだとしても、必ずメリット・デメリットがあります。
100%完璧な場はない中で、「子どもにどのように過ごしてほしいか」「どんな力をつけてほしいか」を考え、それに向けて子ども自身が一番いきいきと過ごせる場はどんなところかを選んでいけるとよいと思います。


子どもの成長のひとつの節目として、迷われるところですね。

みころるでも、保護者の方からたくさんの相談を受けます。
お子様の特性や教室での様子、学習への理解の仕方なども合わせてお伝えし、一方向の視点からだけでなく、色々な視点で、保護者の方、子ども達と一緒に悩み考えていきます。

保護者の方も、子ども達も不安と期待の中で進学先を選ばれていくと思います。みころるでは、日頃の取り組みの中で、お子様の特性や困り感を把握しています。この先の進学で新しく起きる課題や不安にも、安心して向き合えるよう、色々なサポートの工夫を提案していきたいと思っています。